瓶の煮沸消毒しない理由
瓶の煮沸消毒をしない理由は、単純。煮沸消毒の作業が大変だからです。
一般的に梅酒作りは、梅1kg、ホワイトリカー1.8L、氷砂糖500g~1000gを使用するため、4L程度の大きな梅酒瓶が必要です。4Lの梅酒瓶となると、大きさもありますし、重たいですよね。
大きな鍋を用意し、煮沸に時間をかけ、熱々な瓶でやけどしないように、割らないように安全に気を付けて取り出して乾かす。1年に1回だけしかやらないことでも、煮沸による消毒は、できたら避けたい作業です。
しかし、瓶の消毒は梅酒&果実酒作りを失敗させないために必要なこと。今回は、私が実践しているアルコール(消毒用エタノール)を使った簡単な消毒方法をご紹介します。
❶ 道具を準備する
準備
次の道具を準備します。
- アルコール(消毒用エタノール、濃度70%~80%程度のもの)
- 健栄製薬株式会社 消毒用エタノールを使用
- 添加剤(イソプロパノール)を含むものや飲用不可と記載されているものは使わないこと
- ホワイトリカーは、一般的にアルコール濃度が35%以下なので、今回の消毒方法では使わないように
- キッチンペーパー
- 洗剤、スポンジ
- 割りばし
【関連リンク】アルコール消毒に、消毒用エタノールを選ぶ理由はコチラ
❷ 梅酒瓶&果実酒瓶を洗浄する
分解
- 瓶を洗いやすく、乾かしやすくするように、パーツを分解します
洗浄
- スポンジに洗剤を付け、瓶、フタ、パッキン、金具を洗浄します
- 洗剤を洗い流す時は乾燥を早めるために、お湯ですすぎます
乾燥
- キッチンペーパーの上に割り箸で隙間を作り、瓶をの口を下に向けて置きます
❸ 梅酒瓶&果実酒瓶にアルコール(消毒用エタノール)を注ぐ
注ぐ
- 瓶のパーツを組み立てます
- アルコールを少量注ぎます
- 瓶を回したり振ったりして、内面全体にアルコールが行き渡るようにします
- フタをしたまま放置しておきます
- 通常は放置している間に、果実酒作りの他の作業を行います
❹ アルコール(消毒用エタノール)を拭きとる
拭きとる
- アルコールで、手や腕を消毒します
- 私は、保存瓶の中に入っているアルコールを再利用しています
- キッチンペーパーを使い瓶の内部に残っているアルコールを拭きとります
- アルコールが拭き取れない場合は、洗浄した時と同じ方法で瓶を乾かします
消毒用エタノール選びの注意
繰り返しになりますが、添加剤の入った消毒用のエタノールは体を害する恐れがありますので使用しないでください。
私が利用している、添加剤の入っていない消毒用エタノールはこちらです。
商品名 | 消毒用エタノール |
---|---|
製造元 | 健栄製薬株式会社 |
容量 | 500ml |
濃度 | 76.9%~81.4% |
まとめ
アルコールを使用した消毒は、煮沸消毒にくらべると簡単ですし、作業時間も短縮できます。
煮沸消毒をしたくない方の参考になれば幸いです。
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