北海道の特産品ハスカップを使ったハスカップ酒の作り方をご紹介します。難易度は中。熟したハスカップの実はやわらかいので、扱い方に注意が必要です。
❶ 材料を用意する
【材料】
基本分量
ハスカップ | 900g |
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ホワイトリカー | 1.8L(1800ml) |
氷砂糖 | 450g(好みで増減) |
保存瓶 | 4L(4000ml)(余裕あり) |
2L瓶用分量
ハスカップ | 600g |
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ホワイトリカー | 1.2L(1200ml) |
氷砂糖 | 300g(好みで増減) |
保存瓶 | 2L(2000ml)満杯 ★星硝㈱|セラーメイト密封びん2L |
1.5L瓶用分量
ハスカップ | 450g |
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ホワイトリカー | 900ml |
氷砂糖 | 225g(好みで増減) |
保存瓶 | 1.5L(1500ml)満杯 ★ボルミオリ・ロッコ|フィドジャー1.5L |
900ml瓶用分量
ハスカップ | 250g |
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ホワイトリカー | 500ml |
氷砂糖 | 125g(好みで増減) |
保存瓶 | 900ml 満杯 ★セリア 密封瓶 900ml |
【道具】
はかり | ハスカップ、氷砂糖の計量用 ★1g単位で2kg測れるものが良い |
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計量カップ | ホワイトリカーの計量用 |
ボウル | ハスカップの水洗い用 |
ザル | ハスカップの乾燥用 |
キッチン ペーパー | 保存瓶の消毒、ハスカップの水分ふき取り等用 ★洗って使えるタイプは使い勝手が良い |
❷ 保存瓶を洗い、消毒する
【洗浄】
- 洗剤を使い保存瓶の汚れを落とし、乾かします。
- フタの裏も忘れずに洗浄します。
- 洗剤や水がついている手で保存瓶を持つと滑りますので注意が必要です。
【消毒】
- 保存瓶の中に消毒用エタノールを少量注いだのち、保存瓶を回し全体に行き渡らせます。
- その後、清潔なキッチンペーパー等で瓶の中やフタをふき取り乾かします。
- 煮沸消毒合わせてやった方がベストです。
【瓶の洗浄・アルコール消毒の詳細はこちら】
❸ ハスカップを洗い、選定する
【水洗】
- ハスカップをボールに入れ水を注ぎ、ほこりや付着物などを落とします。
- デリケートな実なので潰さないように丁寧に扱ってください。
- 短時間で作業を行ってください。
【選定】
- ハスカップに茎がついてる場合は茎を取り除きます。
- つぶれた実を取り除きます。
- 水の入ったボウルの中から使えるハスカップを手ですくい移動させると作業効率が良いです。
↓ハスカップについている茎
❹ ハスカップを乾燥させる
【乾燥】
- 複数のハスカップをキッチンペーパーに包み込み水分を取ります。
- 直接ハスカップをつかむとつぶれてしまいますので、器ごと持ちキッチンペーパーへ少しずつのせます。
- 水分を取ったハスカップはザルの中に入れて乾燥させます。
- デリケートな実なので潰さないように丁寧に扱ってください。
- できるだけキッチンペーパー作業で水分を取り除いてください。
- 水分を残さないことが重要です。
❺ ハスカップと氷砂糖を保存瓶につめる
【瓶詰め】
- ハスカップの実を瓶に詰め、その上から氷砂糖を入れます。
- デリケートな実なので潰さないように丁寧に扱ってください。
- 自分好みに合わせて氷砂糖を増減してください。
❻ ホワイトリカーを注ぐ
【注ぐ】
- ホワイトリカーを静かに注ぎます。
- ホワイトリカーを瓶いっぱいに満たすと、保管中に吹き出す恐れがあるので注意してください。
❼ ハスカップ酒を保管する
【保管】
- しっかり蓋をして直射日光の当たらないところに保管します。
- 砂糖が溶けると瓶の下の方の濃度が高くなりますので、軽く瓶を回し中身をかきまぜて濃度ムラをなくします。
❽ ハスカップ酒を飲む
【飲む】
- 3ヶ月程たつとハスカップ酒を飲むことができ、ハスカップを取り出しても大丈夫です。
- 1年くらいハスカップ酒を寝かせると、とがった味がまろやかになりより美味しくなります。
【味】
- ハスカップ酒は渋味が美味しいと感じるお酒だと思います。口に含むとハスカップの香と甘味を感じ、それから酸味、最後に渋味が広がってきます。
- 私は、日本酒のグラスにハスカップ酒をそそぎストレートかもしくは小さな氷を一粒入れて氷を溶かしながら飲むのが好きですね。
❾ まとめ
ハスカップの入手は北海道以外では難しいかもしれませんが、機会があればぜひ作ってみてください。
果実酒の味の好みは人それぞれ。自分好みの味を目指して、オリジナルのレシピで果実酒作りにチャレンジしてみてください。